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泉区ボランティアネットワーク 障がい者支援部会
各グループの活動紹介と相互の情報交換
役員改選も

  金川部会長が司会で
  金川部会長が司会で 
 泉区ボランティアネットワーク(以下:VNW) の障がい者支援部会(会長金川一之)交流会が6月27日(月)、泉ふれあいホームで開催された。当部会には、手話、点字、拡大写本といった技術ボランティアグループのほか、視覚障がい者、中途障がい者、知的障がい児・者といった各種障がい者などを直接対象とするグループなど12グループが加盟している。日ごろは、相互に関連、連携しての活動があまりないことから、相互の活動紹介や情報交換を目的に行われた。

 冒頭、泉区社会福祉協議会の堀事務局長から同社協登録ボランティア団体数(148)、個人ボランティア(1165人)状況について、VNW江尻会長から今年度のVNWの事業計画や他部会の活動状況について報告があった。
 
 

 今回参加グループは相互に日頃の関係が薄いことから、自グループの紹介から始められた。
 誘導ボラの「ブラインドメイトさくらんぼ」では、ボランティアの高齢化と人材不足が課題で、養成講座を検討しなければならない時期に来ている。
 「拡大写本れんげの会」は、過去には個人レベルからの作成依頼であったが現在は全国各地の教育委員会経由となっている。個人の視力によって全くのオーダーメイドとなっている。財政面は企業の助成で賄われ、場所は泉区図書館で確保されている。
 「泉・朗読と語りの会」は中途障害者を含め、発声・発話に障がいのある人への指導。活動日時は利用者が惑わないように曜日時間を固定化している。ただし、場所予約では一部流動的。当団体からの派生で、ハートフルハート活動をリバーサイド泉で月1回実施。障がい者自ら積極参加してくれ、また大変好評でメンバーサイド自身も元気・やる気をもらっている、とのこと。

 「朗読ボランティアの会 いずみ」は、視覚障がい者に生活情報等を音声で届けている。最近は、カセットテープからDVDにと I T化が進み、メンバーの高齢化からも、技術的対応に苦慮。自動音声化のソフトも出てきているので、他グループから応援するとの意見も。当グループではメンバー補強も兼ね、今秋養成講座開催を計画している。また、泉ふれあいホームに防音室あるが、相鉄電車騒音問題と部屋の確保で苦慮。10年来の懸案だが、区役所その他関係部門への働きかけを執拗に続けるべきとの意見が多かった。
 

 「いずみ寺子屋」は知的障害児の余暇活動で居場所(踊場地域ケアプラザ)を定期的に提供。集中することが難しく、一つのことを長く続けられない子が多い。中学までで、卒業後は「おどりば青年隊」、その後は「おどりば働き隊」へ。おどりば青年隊卒業者で、ボランティアを始める子も出現。
 今回参加グループは少なかったが、半面各グループの内容・情報をお互いに知ることができ、よかったとの意見が出ていた。

 引き続き、当部会の部会長1名、副部会長2名の選出に移り、部会長に田中光治氏(いずみ寺子屋)、副部会長に金川一之氏(拡大写本れんげの会)と今村光夫氏(朗読ボランティアの会 いずみ)が選任された。