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講座に参加した動機について受講者たちは、「子どもにケガをさせないように、予防できれば」「危ないと思うことがよくあり、どう子どもに教えたらよいか」「自分も子どもの頃、よくケガをした。自分の子どもには、させたくないと思い」「大きなケガをさせないように」などと語る子どもをもつ若いお父さん、お母さんたちが多かった。また、「子どもに関わる仕事をしている」「高齢者介護を経験してきたが、今後子ども相手のボランティアに関心がある」「年齢によってケガの内容が違ってくる。いろいろ勉強して活動につなげたい」などと語る幅広い分野の人たちもいた。
「小さい子どもは筋力がなく、頭が大きいく重い、皮膚が薄いなどの身体的特徴でケガを受けやすいし、また重症化しやすい。子どもの発達に事故はつきもの。なんでも口に入れるため窒息や誤飲に、なんでも触ってみるため火傷に、走るのが大好きなため転倒や交通事故に、高いところが好きなため転落に、水が大好きなため溺れにつながる。」など、稲坂さんは子どもの特性を実例を挙げ語っていた。また横浜市における子どもの死亡実態、事故予防は発生予防が第1で最も重要。その対策上の注意事項として出雲地域における成功事例として@子どもの遊びや体験に不必要な制限をしない。A子どもの事故をその場にいた人や家族の責任にしない。要は、安全な環境整備がポイントであるとしている。 三宅さんは、自分の体験や仕事上での経験を踏まえ、データを示しながら「日本は、世界の中で赤ちゃんが一番死なない国ではあるが、事故などによるものが22%あり、ここが減らす対象。小さい子どもの事故がまだまだ多く、その中には虐待事例も含まれている。また重症心身障害児の16%が不慮の事故の後遺症によるもの。」と語る。また、溺水の統計や自らの支援例、無痛無汗症患者たちの状況、進化の隣人であるチンパンジーの子育てに人間も学ぶべき「子育ての基本」が見られること、万葉集の時代から江戸時代、明治初期の子育て書にも見直すべき日本における子育ての美点があることなどを情熱的に語っていた。 |
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