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「Safety Kids いずみ」子どもの事故予防講座 今年度第2弾
はじめての “ごっつんこ” 「家の中のあぶない!を捜せ」 〜
   「子どもと楽しむ手作りおもちゃ」 も同時開催

不慮の事故の事例を話す八藤後さん
不慮の事故の事例を話す八藤後さん
 日本における不慮の事故による死亡者数は、37,966人(2007年厚生統計)、交通事故による8,268人には及ばないが、自宅内でのものは、5,422人と大きい。交通事故対策や他殺(死者数516人)などに対する国民の関心の大きさに比べ、家庭内事故に対する関心は低く、ニュースになることもまれ。また、不慮の事故による死亡者のうち、家庭内でのものは、4歳までの年齢では、50数%を占めている。家庭内の事故は、どうしても保護者の責任にしがちだが、メーカーに意見を言えば必ず改善につながる。作る側にとっても、良い結果に結び付けることができる。

 家庭内に潜む危険として、浴槽の縁の高さ、斜めドラム式洗濯水槽、各種ドアーでの指はさみ、低い窓・手すり柵からの転落のほか、狭い隙間でも幼児の指切断・骨折など、住宅内の至る所に危険が潜んでいる。 またエスカレータにおける頭部・足部挟み込み、墜落、転倒圧死などの事例を挙げ、それらに対する対処法につき説明していた。また、子どもの年齢による水平・垂直能力は予想以上で、想定外の行動をすることにも注視する必要がある。

手作りおもちゃの作り方を説明
手作りおもちゃの作り方を説明

 「Safety Kids いずみ」は、泉区地域子育て支援拠点 すきっぷ との共催、泉区役所、横浜YMCAの後援で、今年度「子どもの事故予防ボランティア養成講座」の第2弾として、「はじめての“ごっつんこ” おうちの中が危ない」講座を9月11日(金)午前、すきっぷ で開催した。 今回の講師は、日本大学工学部建築学科講師で同氏研究室が2年連続してキッズデザイン賞受賞の八藤後猛さん。高齢者・障害者、子ども等の住環境、施設環境、まちづくり等、日常災害防止のための安全計画に関する研究 全般を専門領域としている。

 今回の講座の参加者たちは、「思っていた以上に、わが家も含めた家の中、世の中の日常生活の中にも、沢山の危険が潜んでいることがわかった」「具体的予防策を教えてもらい、よかった」など、感想を述べていた。


 この日の後半は、「Safety Kids いずみ」のメンバーによる「子どもと楽しむ手作りおもちゃ」教室。手袋を使い、指先に犬などの動物を模したもので、作り方も簡単。今回は時間がなく、その場では作れなかったが、参加者たちは「とてもかわいらしいので、ぜひ家で作ってみたい」などと語っていた。
 
 なお、今年度の「子どもの事故予防ボランティア養成講座」第3弾は、10月9日「初めての自転車ヘルメット & 私を変えた自転車ライフ」講座が予定されている。