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「Safety Kids いずみ」子どもの事故予防講座 今年度第3弾
適切なヘルメット、適切な乗り方で、安全で楽しい自転車ライフを!
体も心もさわやかで、地球にもエコ

 子どもの事故により障害となってしまった原因の中で、自転車によるものは8%を占めている(国立成育医療センター調べ)。13歳未満の子どもが自転車に乗るときはヘルメットの着用が義務付けられている(道路交通法63条)が、現実は幼児用ヘルメットを77%は持ってはいるが、必ず着用する人は、そのうちの55%(東京都調べ)。その理由として「面倒、子どもが嫌がる、気を付けているから大丈夫」などと回答されている。適切なヘルメットと適切な子どもの乗せ方で、ぜひ安全な自転車ライフを楽しんでほしい、と語るのは、ヘルメットメーカー(株)OGKカブトで製品開発を担当している吉田健さん。
専用車とヘルメットの併用
専用車とヘルメットの併用
ヘルメットの寸法調整をする吉田さん
ヘルメットの寸法調整をする吉田さん


 同社と産業技術総合研究所、金沢大学の共同でのダミー人形を使っての実験によると、一般の自転車にヘルメットなしの場合に転倒した時、頭が直接地面に衝突し、その衝撃は頭部の骨折基準値の3倍から5倍近くとなってしまう。それに対し、ハイバックタイプの専用車にヘルメットを併用した場合、ヘルメットと専用座により衝撃が抑えられ、同基準値の数分の1に抑えられている、と衝撃的な実験映像を示しながら説明していた。
 
絹代さん
絹代さん

 「私を変えた自転車ライフ 〜自転車をうまく使ってイイカラダを作ろう♪」と題して、タレントで健康管理士の絹代さんが、ロード選手の無駄のない体から、自転車に魅せられようになったこと。自転車が他の運動と比べて体(シェイプアップなど)にいいこと。いろんな楽しみが得られる自転車の選び方・のり方などを説明。そして、ぜひ自転車で曇りのない心と体を目指してほしいと語っていた。さらに体や心の面だけでなく、地球にとってもエコでやさしいものだ、と話していた。

 この会は、子どもの事故予防ボランティアSafety Kids いずみ”の今年度第3弾の講座。泉区地域子育て支援拠点スキップとの共催、いずみ区役所、横浜YMCAの後援、緑園4丁目西自治会の協力、(株)OGKカブトの協賛で、10月9日(金)午前中、緑園都市西の街コミュニティホールで行われ、幼児を連れたお母さんたちが集まっていた。絹代さん著の本やOGKかぶと社提供の幼児用ヘルメットの抽選会もあり、ヘルメットについては吉田さんが各幼児の頭の寸法ごとに調整しながら手渡していた。


 さらに、子どもの事故・ケガに関する権威の緑園こどもクリニック院長の山中龍宏先生が、「子どもの事故は予防できる」と題して、病気と同じように、誰でもが起こすことがあり、病気に対すると同じように予防の心を持ってほしい。また大きな事故・怪我の場合は、ぜひしかるべきところに報告してもらいたい。そうすることによって、再発防止につながる、と話していた。

 なお、今年度の「子どもの事故予防ボランティア養成講座」第4弾は、11月13日(金)「初めての幼児救急法あたしにもできること”」講座が予定されている。