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朗読ボランティアの会「いずみ」 |
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ボランティアグループへのインタビュー第2弾は『朗読ボランティアの会 「いずみ」』です。
パソネット泉(略称:PNI) の3人(江尻、渡辺、木下)が「いずみ」の3人(眞下暁子さん〔代表〕、永井けい子さん、荒川美智子さん)の方々とお会いしました。(以下、(P)はパソネット泉、(い)は朗読ボランティアの会「いずみ」)
![]() 眞下暁子さん |
(P) 社協のホームページは見ていただいたでしょうか?
(い) 今回のお話をいただいて、久しぶりに社協のHPを見ました。最近は内容が細かくなっていますね。「ブラインドメイトさくらんぼ」のインタビューも見ました。
(P) 「いずみ」さんとは以前から個人的なつながりがあるので(木下)、このインタビューの対象に選ばせていただきました。
眞下さんは代表になられてどのくらいですか?
(い) 2年です(眞下)。うちは2年で交代しています。私の前は荒川さん、その前は戸田さんでした。
(P) グループができてどのくらい?
(い) 泉区が分区する時にできたので、今年で19年目になります。その頃地域の朗読会が「区版」を読んでいたのですが、戸塚朗読会の中には泉区在住の朗読者が1人しかいなかったんです。それで戸塚区泉支所(現泉区)で朗読の講習会が開かれ、その修了生で朗読会を作りました。ですから最初は「泉区版」を読むために作られたんです。
(P) 会員は女性ばかりですか?
![]() PNI 木下 |
![]() 荒川美智子さん |
(い) そうですね。やはり女性の方が多いですね。それでも以前ご夫婦で入会なさった方がいらして、対談を読んで下さったことがあるのですが、お二人の息が合ってとってもよかったです。この頃はポツポツですが男性も活動に加わって下さる方が出てきました。女性の場合主婦の方がほとんどなので、家の事情(転勤や介護等)で退会なさる方も多いです。それで今回、新しい会員を募るため8年ぶりに講習会を開きました。人によっては、本を読むことぐらいしかできないので、これならお手伝いできるかもと、軽い気持ちで入会希望される方がいらっしゃいますが、いわゆるこの朗読(音訳)では、文字だけでなく図やグラフ、挿絵なども読み込まなくてはならないので、それなりの基礎知識や又テープ化するための録音技術が必要になります。
(P) 今回の講習は、いつおやりになったのですか?
(い) 4月の初めから始めて3ヵ月、この間終わったばかりです。毎週1回の講習でした。
(P) 講習後の定着率はどうでしょうか?
(い) 今回は20人受講して入会されたのは14人でした。今まででは少ない方ですね。定着率としては、先程も言いましたように主婦が多いので周囲の状況で数年で退会される方もいらっしゃいますが、続けられる方は10年・15年という方が市内でも一杯いらっしゃいます。
(P) 読む内容はどんなものですか?
(い) 毎月、生録(生の音を入れた催し物などの情報)の入った「せせらぎ」というテープ雑誌を作っています。大きな情報はテレビやラジオを通して分かるので、「地域の情報」が一番欲しいとおっしゃっていますね。あとはその都度、試験を受けるからこの参考書をとか、レポートを書くまでにこれをとか。
(P) そうすると個別に頼まれるのが一番多いということですか?
![]() 「いずみ」の定例会 |
(い) そうですね。それが多いです。本当は著作権の許諾をとって蔵書を作ればいいのでしょうが…。この会もいよいよ20年になるので、今度は蔵書を作りましょうという話が出ています。
(P) 地域の情報というと、どんなものが?
(い) 例えば、「はまかぜ」、「リベルタ」等のタウン誌がありますね。地域情報と言えば、区版は今は作っていません。もともと集められたのはそのためでしたが、公のものは行政がやらなければおかしいということで、行政のほうで作っています。
身近な街の情報ということでは、チラシ類がたくさん来るので、その中身が知りたいという要望があります。「リベルタ」等に出てくる懸賞や、売出しなどの期限のあるものは月一回のテープだと間に合わないものが多いです。その場合は「対面朗読」向きですね。この「泉ふれあいホーム」には対面朗読室があります。
(P )対面朗読室の利用度は?
(い) この間一回ありましたが…。実際に使うとなると、ご本人がここまで出てくる為に誘導の方を頼んだりと大変のようです。最近の傾向として、区社協よりも地区社協に活動を移そうというのがありますが、利用者にとっては地区社協(地区センター)の方が便利ということがあるようですね。上飯田で1つ、そのような話があります。
(P) 訪問して読むと言うことはありますか?
(い) そういう要望もあり、これからは積極的にお応えして行こうと考えています。
(P) 社協からのものはありませんか?
(い) 今度、「区社協だより」と「キラぼら泉」をやることになりました。
(P) 要望はどのように受け付けるのですか?
(い) 要望は受付窓口が決まっているのでその人のところに来ます。定例会で音訳担当者を決めて録音をしていきます。納期が短い場合は何人かで分読します。特に名前など固有名詞の読み方の調べが大変です。プライベート(個別)依頼では、依頼者の要望によってここのグラフや写真の説明はいらないとか、参考文献は省いていいといわれることはあります。
(P) 利用する人は多いですか?
(い) 泉区で30名ほどです。泉区視覚障害者福祉協会会員の方とその紹介の方がほとんどです。区内にはもっと多くの視覚障害の方がおられるのですがプライバシーの問題でこちらから知るすべがありません。今は視覚障害者以外のプリントハンディーキャップ(加齢により文字が読みにくい・文字を凝視できない等)の方々は利用者にいらっしゃいませんが、会員も増えたので少しずつでも活動範囲を広げていきたいと思っています。
![]() 永井けい子さん |
(P) 録音はどこで?
![]() 編集風景 |
(い) 泉ふれあいホームに録音室があるのですが、電車が通ると中断しなければならないなど問題ありです。
(P) 自宅でやるには録音器材が必要なんでしょうね。
(い) 古くからやっておられる方はほとんど皆さん、持っていらっしゃいます。それ程高いものでもないのですが、一般に使用されているテープレコーダーよりは高価なものです。
(P) 音質が悪いとせっかく録音しても聞いてもらえないということがあるのですか?
(い) そういう方もおられるようですね。目の不自由な方は耳も不自由という方もいらして、日常生活音や飛行機の音など雑音が入ると聞きにくいのです。
(P) 声の質によって聞きにくいとかいうことはありますか?
(い) 声質によってどうこうと言う事は聞いたことはありませんが、ちゃんと内容を理解しないで読んだテープは聞きにくいといわれます。ただ、地域の方からそういう声は上がってきません。遠慮されるのでしょうか、期日などもよほどのことがない限り「急ぎませんよ」といって下さいます。その点、私たちの方で推し量ることも必要かと思います。
結構皆さん、普通の速度ではなく、倍速で時間を短縮して聞かれる方も多いようですね。聞かなければならないテープが沢山あるのでそれを消化するのも大変なのでしょう。
(P) テープは回覧するのですか?
(い) いいえ、ダビングをしたテープを利用者にそれぞれ郵袋を使って届けます。
(P) 個別依頼だと、AさんからBさん、Cさんに回すということはしないのですか?
![]() PNI 江尻 |
(い) 著作権の関係でそれは出来ません。多くの人が聞けるようにするには蔵書として作らなくてはなりませんが、蔵書とするには先程も申しましたとおり著者に許可を取らなければなりません。本にアイマークの付いたものはその必要がないのでいいのですが、それはあまり多くはありませんね。
(P) 途中でちょっとつかえたとか、間違えたとかいう時はあとで直せるのですか?
(い) 後追い録音やはめ込み録音で直します。最近は録音媒体がテープからCDに切り替わりつつあり、はめ込みなどはCDの方が楽ですね。利用者サイドにしてもCD版のデイジー図書(デジタル録音図書)の方が頭出しや検索が簡単なので、一度デイジーを使われると次はそちらを希望されるようになります。それにプレクストーク(デイジー図書を聞いたり、録音したりする機器)が生活用品として認められたので、これからはデイジーを使う人が増えると思います。
![]() PNI 渡辺 |
(P) プレクストークを持っている人は、何人ぐらいですか?
(い )はっきりしませんが、ライトセンターでも貸し出し用に70台ばかり置いてあります。
(P) テープ雑誌の中に「クッキング」なんてありますが、目の見えない人がこれを聞いて料理を作るのですか?
(い) 作る方もいるようですが、作らなくてもこれを聞いて季節を感じるという人もいます。
(P) 「旅行案内」はどういう風に使うのですか?
(い) 実際に行かれる方もおられるようですが、行かなくても昔行った所だと思い出したり、又情報として他の人に教えて差し上げたりといろいろのようです。
(P) ボランティア間の連携はいかがですか?
(い) 泉区内のボランティアの集まりとしては、毎月1回「ボランティア連絡会」があり、そこでボランティア間の情報交換をしています。市内では、「横浜市音声訳ボランティア連絡会」という各区の朗読ボランティアの集まりが年数回あります。この会では朗読活動する上での問題や疑問を話し合ったり、必要な講習会等を開きます。
(P) どうも長い時間、ありがとうございました。
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