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まず、理学療法士の稲坂恵さんによる「子どもの致命的事故とその予防」についての話。子どもの死亡原因の第1位は「不慮の事故」、しかも死亡に至らなくても重い後遺症となることも多い。その原因として、子どもが何にでも興味を持つことと身体的特徴がある。 それら現象を、飴玉を喉に詰まらせた、プールでのおぼれ、浴槽用浮き輪使用時の溺れなど、具体的事例を挙げ紹介、いずれも予防が一番の治療で、一般に販売されている物による事故もあり、危険予知能力の大切さを語っていた。また最近は「だっこ」がほとんどだが、それだと、自分の足元が見えないことから、特に災害時などではぜひ「負んぶ」を、としていた。
今日の受講者は高齢者が中心ということもあり、高齢者の事故死についても話が及んだ。家庭内事故が多いことと、特に浴槽内での溺死、食物による窒息が多いこと。浴槽内事故の中心は冬季で、気温・室温・湯温・水圧などの外的要因に伴うめまいなど意識障害によるもの。脱衣室・浴室の温度が低くならないようになどを指摘していた。また食物による窒息については、口の奥に詰め込まない、よく噛んで食べる、口の運動をするなどについて話していた。
引続き、「Safety Kids いずみ」により、夏を迎える時期ということから、水遊び、花火遊びでのテーマで良い例・悪い例の絵を示し、『どっちが良い子?』の答えを求めると同時に、なぜよい子?、なぜ悪い子?の答えも皆に求めていた。この紙芝居は、「消費者力アップ!県民提案事業」として、神奈川県からの委託で作成したもの。子育てサロン、親子の居場所などで上演している。 この孫育て講座は「小さなお孫さんを預かることがある」「3世代、4世代で同居している」「ボランティアなど社会貢献をしたい」といった“おじいちゃん、おばあちゃん”に現代の子育て世代の置かれている状況や子どもの特性等を学び、子育てに協力してもらおうと、泉区社会福祉協議会と子育て支援拠点すきっぷの共催で企画された。 |