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”Safety Kids いずみ”の 孫育て講座
子どもの特性を知って危険に関する感度アップを
子どもの致命的事故とその予防

  子どもの事故内容、原因を語る稲坂さん
  子どもの事故内容、原因を語る稲坂さん
 孫育て講座の第2弾「子どもの事故予防」が7月6日(金)泉ふれあいホームで開かれた。(第1弾は、こちら) 今日の講座(第2弾)は子どもの事故予防ボランティア “Safety Kids いずみ” が担当。

 まず、理学療法士の稲坂恵さんによる「子どもの致命的事故とその予防」についての話。子どもの死亡原因の第1位は「不慮の事故」、しかも死亡に至らなくても重い後遺症となることも多い。その原因として、子どもが何にでも興味を持つことと身体的特徴がある。

 それら現象を、飴玉を喉に詰まらせた、プールでのおぼれ、浴槽用浮き輪使用時の溺れなど、具体的事例を挙げ紹介、いずれも予防が一番の治療で、一般に販売されている物による事故もあり、危険予知能力の大切さを語っていた。また最近は「だっこ」がほとんどだが、それだと、自分の足元が見えないことから、特に災害時などではぜひ「負んぶ」を、としていた。
子どもの興味は無限! 
 なんでも
  口に入れる
 窒息・誤飲
 触る  火傷
 走るのが大好き  転倒・交通事故
 高いところが
  大好き
 転落
 水が大好き  溺れ
 大人のまねをする 
子どもは傷害を受け易い 
 頭は大きい⇒頭から転落
 4頭身⇒バランス悪く転落
 筋力が弱い⇒転倒・転落
 皮膚が薄い⇒火傷の重傷化
 喉・手足の機能不全⇒窒息
 視野狭く反応鈍い⇒ぶつかる

 今日の受講者は高齢者が中心ということもあり、高齢者の事故死についても話が及んだ。家庭内事故が多いことと、特に浴槽内での溺死、食物による窒息が多いこと。浴槽内事故の中心は冬季で、気温・室温・湯温・水圧などの外的要因に伴うめまいなど意識障害によるもの。脱衣室・浴室の温度が低くならないようになどを指摘していた。また食物による窒息については、口の奥に詰め込まない、よく噛んで食べる、口の運動をするなどについて話していた。
  どっちが良い子?
   どっちが良い子?

 引続き、「Safety Kids いずみ」により、夏を迎える時期ということから、水遊び、花火遊びでのテーマで良い例・悪い例の絵を示し、『どっちが良い子?』の答えを求めると同時に、なぜよい子?、なぜ悪い子?の答えも皆に求めていた。この紙芝居は、「消費者力アップ!県民提案事業」として、神奈川県からの委託で作成したもの。子育てサロン、親子の居場所などで上演している。

 この孫育て講座は「小さなお孫さんを預かることがある」「3世代、4世代で同居している」「ボランティアなど社会貢献をしたい」といった“おじいちゃん、おばあちゃん”に現代の子育て世代の置かれている状況や子どもの特性等を学び、子育てに協力してもらおうと、泉区社会福祉協議会と子育て支援拠点すきっぷの共催で企画された。