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2011の総括

いずみサマースクール 2011
僕のリスク、私のリスク
生き抜くための危機管理

「僕のリスク、私のリスク」の会場  
「僕のリスク、私のリスク」の会場  
どんな災害、災難でも、自分で考え、自分の力でサバイバルできるように勉強しましょう。“安全でいる”には、どうするかというと、危機に遭遇したとき、まず@その危機が、どういうものかを知ること A勉強したこと(知識、技術)を思い出す、B自分を信じて行動する、そしてC危機から逃れ、日常の状態に戻る、というサイクルを回すことです。」と話しかけるのは、在日米海軍司令部地域統合消防隊予防課長の長谷川祐子さん。

 「いずみサマースクール2011」プログラムの一つ『僕のリスク 私のリスク 生き抜くための危機管理』が、子どもの事故予防ボランティアグループ“Safety Kids いずみ”の協力で8月19日(金)泉ふれあいホームで行われた。小学5年生から中学3年生までの受講生14名が参加。子どもたちが遭遇すると考えられるいろいろなリスクについて、説明し、話しかけ、体を動かさせるなどしていた。
  Stop Drop and Roll
   Stop Drop and Roll

 「皆さんの洋服に、もし火が付いたら、どうしますか?」。「窒息消火」の方法で、衣服についた火を床や壁に押し付けて消します。Stop Drop and Roll(止まる、倒れる、転がる)と皆に発声させ、さらに2、3名ずつ前に出させ、実演させていた。また自分の部屋で寝ていた時、煙感知機の音が聞こえてきました。ドアを開ける前の行動、ドアが開けられず、窓がある部屋の場合、窓もない部屋の場合等について、それぞれの対処法を説明し、これも生徒に実演をさせていた。煙が立ち込めてきた場合、2、3 回 吸うと身体が動かなくなる煙の怖さ、そこからの脱出方法・助けを呼ぶ方法など、脱出に当っての注意事項を説明していた。さらに、外で銃声のようなすごい音が出た場合、綺麗な色、形をした薬(覚せい剤?)を勧められた場合、留守番時、知らない人からの電話などにつき、その対処を質問しながら、その模範回答を説明していた。
自分の寝室の見取り図を描かせ、地震等の災害時を想定して、家具などを各自で、どう配置換えすべきか考えさせていた。
羽交い絞めからの護身術  
羽交い絞めからの護身術  


 竜巻、洪水、避難所での生活、川で流されたら、凍った湖に落ちた時、自分の周りで人が倒れた状況などいろいろなリスク場面に対し、それぞれにどう対応するかなどを、質問を交えながら進めていた。さらに、誘拐など犯罪から身を守るために、すねへのキックなど簡易護身術を身に付け、自分で作った相手の隙に逃げることを教えていた。

 受講した生徒たちは、「災害が起きた時に、一人できちんとした判断ができるようになりたい」「教えてもらったことを家族や友達に伝えたい」「自分の身は自分で守るということが大切なんだと感じた」「今回学んだこと、教えてもらったことを活かして、生活していきたいと思います。今度、もっと詳しく話を聞きたい」「
火事でドアを熱さを確認することは知らなかった。そこまでしなければいけないことを知って驚いた」などと感想を話してくれた。